ここでは、具体的に、ごくごく普通の会社員である私自身がどのようなゲーム配信内容を、どのような方法で行ったのか、つまりはどんなゲーム配信動画の作り方をしたから、登録者を伸ばすことができたのかを説明いたします。
このスタイルになってからは、劇的にとはいきませんでしたが、安定的に登録者を伸ばし、収益化を継続することができるようになりました。
私自身、しゃべりが面白いわけではありませんし、企画力が優れているわけではありません。そんな私でもこのやり方であれば、働きながらでも、継続して配信をやることができています。
以下の順番で説明していきます。
配信スタイルについて
まず、私の配信スタイルは、声のみを載せる収録方法です。顔出しはしていません。これは、私個人として、身バレしたくなかったので、このような形としています。どうしても会社で働いていたりすると、顔出しとかできない方は多いかと思います。
顔出しした方が良いのか、はたまたVTuberのようにキャラクターを使った方が良いのか、これに関しては、私はやったことがないのでわからないです。
私から言えるのは、声のみを載せるスタイルで、私はここまでは来れましたということです。
一応、VTuberは顔出しせずにやれますから、できなくはないと思いますが、リアクションであったり、そのキャラになり切った立ち振る舞いとかそういったスキルが私にあるとは思えないので、やはり、私がやるとうまくいかないんじゃないかなと思います(笑)
だれでもできる声を載せるだけの配信スタイルが私に一番合った形なのです。
配信する内容について
次に、私が具体的にどのような動画内容を作ることを心がけているか説明します。
それは、視聴者が欲しい「情報」を発信する動画です。
私は面白いことを言える人間ではないので、ガチャを引いて爆死して絶叫したり、PVPで楽しそうに対戦したりするような「見ていて面白い動画」というのをどうしてもうまく作ることができませんでした。
なので、情報を発信する動画、見ていてためになる動画を作ることにしたのです。
情報を発信する動画とは具体的にどういうものかというと、
例えば、スマホアプリ「ウマ娘」の動画配信で考えた場合に
「育成配信」の場合は、「見ていて面白い動画」の位置づけとなりますが、
「無課金でもUGが作れる方法」という動画なら「見ていてためになる動画」つまりは、情報を発信する動画となっています。
このように視聴者が知りたい情報を発信する動画を投稿していくことにしたのです。
ゲーム内容にもよりますが、「情報」を発信する動画はいろいろ考えることができます。
こういった動画は、企画力がない私にとって非常に作りやすいものとなりました。自分でゲームをやりながら調べたり、気付いたりしたことを動画にできますし、お知らせや速報が来たら、それを動画にすれば良いのです。
今はインターネット等ですぐに情報が手に入りますので、働きながらであまりゲーム時間がとれないとしても、ある程度の情報を収集することは可能です。そして、ここで収集した情報を私なりにまとめて、動画にしています。
ここで、少し疑問に思った方もいるかもしれません。
既に出ている情報を動画にして、意味はあるのだろうか?需要があるのだろうか?
結果から言うと、私の方法であればある程度の需要はあるようです。
私も情報を発信する動画にたどり着いた、最初の頃は、情報は鮮度が大事だから、まだ誰も出してない情報を一番に出さなきゃだめだ、とゲームをすごくやり込んで、スピード重視でやったこともありましたが、すぐに諦めました。
やはり他の配信者にスピードで明らかに勝てないということと、働きながらの私にそのような動画投稿は続けることができなかったのです。また、早さを意識するがゆえに、間違った情報を出してしまい、信用を失ってしまう経験もしました。
そこで、最終的に私がたどり着いた動画を作る際に気を付けるポイントは下記です。
「早い」のもある程度大事ですが、「早い」を実現するために
「正確」「わかりやすい」がおろそかになるのはNGです。
正確であることとは?
私の体験談となりますが、スマホゲームの「リセマラ」に関する情報を動画にしたときの話です。
リセマラ動画とは、リリース直後、最初にもらえる石で回せるガチャによって、どのキャラを狙ったら良いのかを解説する動画となります。
当時、リセマラ動画は真っ先に出さないといけないと思い込んでいた私は、私なりに検証して、このキャラめっちゃ強いんで良いと思います。という形で動画を出しました。
結果は最悪です。
私がおすすめしたキャラはたしかに「序盤では」使えるキャラでした。
ただ、ある一定のステージを過ぎたときに、そのキャラでは対応できなくなってしまうのです。逆に、私がおすすめしていないキャラの方が、先のステージまで長く使えたのです。
もちろんたくさんの低評価をいただきました。
このとき、私は、スピードよりも正しいほうが重要であることを悟ったのです。
もし、間違った情報を配信してしまった場合は、すぐに削除して、正しい情報動画の配信に合わせて、間違えてしまったことに対して、誠意を見せることが大切だと思います。人間間違えることはあります。そこに対して改善していく意思があるのかどうかをしっかり表現することが重要だと、私は考えています。
ただ、間違った情報を出さないに越したことはありません。
1日とか半日遅れてでもいいので、しっかり精査してから正しい情報をわかりやすく伝えることが大事です。
わかりやすくするには?
私は必ず、「自分の言葉でまとめ直す」、ということを行っています。
例えば、公式サイトで発表されたアップデートに関する速報に関する動画で考えましょう。
このときに、公式サイトを映しながら読み上げていくでも良いのですが、そのまま読んでもいまいちわかりづらいことってないでしょうか?
私自身、そんなに理解力が高い方ではありません。ゲーム内のお知らせも何回か読まないといまいち何が言いたいのかわからないときもあります。
そんなお知らせ情報などを自分でも理解できるレベルまで掘り下げて、自分の言葉でまとめ直して、動画にするのです。
このときに使用するツールが「PowerPoint」「Excel」です。
これらのツールを用いて、画像や文章を用いて
必要なところだけ抜粋し、自分の言葉でまとめます。
公式サイトの説明文で例えば「過去の○○イベントと同様のイベントを開催予定」などの記載があった場合は、「○○イベント」がどんなイベントだったかなども改めて記載するなど、公式サイトに載っている以上の情報を載せてあげたりするのもわかりやすくするポイントです。
実際にそのお知らせを見ていて、素直に前ってどんなイベントだったっけ?と思うことを調べ直して、一緒に情報として提供するのです。
各配信内容に対する具体的な取り組み
ここでは考えうる配信内容の例において、私流の動画の作り方を説明します。
お知らせ系動画
ゲーム内のお知らせや公式サイト、Twitterなどで発信される情報をまとめる系の動画です。
とにかくわかりやすさを意識したまとめ直しが重要です。
まとめ直しのやり方を具体的に記事にまとめました。合わせて参考にしてください。
ステージ攻略系の動画
難しいステージの攻略方法などを解説する動画です。
実践動画だけというパターンが多いですが、それでは足りないと考えています。
まずは、理論上、クリアできる条件をしっかり提示したり、数値的条件をExcelなどでまとめるとわかりやすい資料になります。
例:攻撃力が○○以上は必要、理由は○○
それを満たすキャラ一覧は・・・
このような形で、理論的に攻略手順を紹介した後に、その理論通り実践し、実際にクリアできることを示します。
周回効率動画
いわゆるイベント周回で、どのように周ったら効率が良いのか、どのくらい周ったら良いのかなどをまとめる動画です。
Excelなどを用いて、この報酬まで獲得するために必要なスタミナ消費はいくつです。などという形で、数値的な条件を提示すると効果的です。
実際に周回してドロップ率を調べたり、公表されている特攻数値から、実際に報酬を集めるために必要な周回数を計算値で算出します。
計算した結果、「この報酬まで欲しい人は毎日○○時間周回する必要がある」
といった指標を提示します。
能力チェック系動画
「このキャラは強いのか弱いのか」や「この装備強いのか弱いのか」などを考察するような動画です。
これらをまとめるのにExcelはかなり使えるツールとなります。
キャラや装備性能などを正確に把握していない人のために、そのキャラに関する詳しい紹介は行います。ゲーム内で見たらわかる部分とはなりますが、自分なりの表現でそのキャラについてわかりやすく伝えることが大事だと思います。
動画の肝となるのは、「比較」です。この比較に関しては、数値的な性能比較を行います。
キャラクターのステータスなどを横に並べて、ここは高い、ここは低いという比較を見やすく伝えます。
最後に、実際の使用感です。
実際に使ってみてどうなのか、自分の考えも踏まえて発信すると良いと思います。
こういった能力チェック系に関しては、リリース開始から少しずつキャラや装備の情報を蓄積していくことで、他の人が持っていない情報として、長く使えるツールに変化していきます。
配信頻度について
私は、当時は毎日配信していました。毎日配信した方が結果も伸びやすいのは明らかでした。
現在は、2~3日に1回くらいのペースに落ち着いています。この辺は自分のできる配信ペースで良いと思います。投稿スパンが長かったり、短かったりというよりは、定期的に一定間隔で出すことが大事だと思います。
こういった情報提供関連の動画配信の場合、
実際のところ、「会社で働きながら・・・」とかの人は
リアルタイムで情報を発信していくのが難しかったりすると思います。
「家に帰ったら、既に他の配信者が情報出している」
なんてことも多々あるでしょう。
しかし、そんなことは気にする必要はありません。
他の人が情報を既に出していたとしても、しっかりとこちらも出すようにしてください。
他配信者よりも「わかりやすさ」や「正確さ」
声の聞きやすさなど上回れるところは必ず出てきます。
もちろん、一番に出せることは強いですが
1日か半日程度、情報出すのが遅れても全く問題ありません。
そのうち視聴者の人たちは
「正確」で「わかりやすい」あなたの動画を待ってくれるようになります。
まとめ
改めてですが、この内容は、私というごくごく普通の人間が、YouTubeゲーム配信で、登録者を伸ばすことができた方法となります。
あなたにとって、最適な方法はほかにもあるかもしれません。あなたには、見ていて面白い動画を作るほうの才能があるかもしれません。
自分の性格や得意なことをいかした配信スタイルにたどり着いているかどうかが、結果がでるかでないかの差になっているんだと思います。
あくまで、私はこうして、ゲーム配信と向き合っています、という話ですので、そういう人もいるんだなと、1つの参考としてとらえて頂き、あなた自身にあった向き合い方にたどり着いてもらえたらと思います。
どのようにやっていくのか、どんな配信をしていくのか、最終的にはあなたが決めれば良いのです。