簡単にVTuberになれるという「nizimaLIVE」というアプリがあるということで、実際に使ったり、調べてみたりしたことを共有したいと思います。
nizimaLIVEとその会社について
まず、この「nizimaLIVE」というアプリなんですが、2021年中頃、今から約1年半前にリリースされたサービスで、現在進行形で、アップデートが行われている比較的新しいアプリになっています。
作っている会社は「Live2D」という会社で、10年前くらいから、2Dキャラクターをアニメーションさせるツール「Live2D Cubism」という仕組みをリリースしている会社でした。
長年培ってきた2Dキャラクター、イラストのキャラクターを3D的にアニメーションさせるノウハウを生かした形で、リリースしたのが、今回の「nizimaLIVE」というアプリみたいです。
アプリ導入までの流れ
このアプリを使うためには、公式サイトからソフトをダウンロードしてくる形となります。
公式サイト↓
公式サイトへ移動すると、無料ダウンロードのボタンがあるので、クリックして、専用のダウンロードページからダウンロードします。
私はウィンドウズを使用しているので、Win版の一番新しいバージョン(1.4.4)をダウンロードしました。
とりあえず、ダウンロードしたファイルをインストールして、起動してみると、ユーザーログインの画面がでてきます。
私は、アカウントを持っていなかったので、「新規登録」から、アカウント作成を行いました。住所や電話番号は不要で、ニックネーム、アドレス、生年月日といった情報のみの入力でした。
一度仮登録という形で、入力したメールアドレスに本登録メールがくるので、そこから本登録したらアカウント作成は完了できました。
現状、特に難しいところはないですね。
ちゃんと動いて面白い
アカウントができたので、実際にログインしてみると、
とりあえず、専用の画面と女の子が登場しました。
PCにカメラ接続をすれば、そのカメラに連携して、キャラクターが動作してくれる仕様となっています。
とりいそぎ、PC用カメラが無かったので、どうしようかなと思っていたら、スマホカメラとの連携が可能ということで、そちらをやってみました。
この辺からは、公式サイトのチュートリアルページを読みながらやることでスムーズに進めることができるくらいの難易度でした。
まず、スマホと連携するには、スマホ側にも専用アプリ「nizima LIVE TRACKER」を導入する必要がありますので、APPストアからとりいそぎ導入。
あとは、PC上で、モバイル接続を押して、スマホ上では、PC接続を押します。同じWi-Fi環境とかであれば、とくに問題なく連携できました。この辺もチュートリアル見ながらであれば、わかりやすかったです。
初期搭載のモデルとしては、画像のようなキャラ達がいたので、とりあえず05カズヤを選んで、連携したスマホカメラで動作チェック!
おぉ!動く動く!面白い。
表情や体の動きをかなり正確にやってくれます。
めっちゃ楽しい・・・。
さてさて、ただこれだけでは、まだVTuberにはなれないですよね。
OBSと連携してみよう
ここから、収録画面にこのキャラを配置して初めてVTuber的なことができるわけですが、なんとこの「nizimaLIVE」にはOBSと連携できるプラグインが無料配布されているとのことで、
さっそくOBSプラグインをダウンロード!
すると、OBSの「ソース追加」(ソース内の+ボタン)の中に、nizima_LIVEという項目が追加されました。
OBSとnizimaLIVEを同時にPC上で起動し、nizimaLIVE側のキャラの背景設定を透明背景へ変更できるので変更、そして、OBS上でnizima_LIVEとしてソース追加すると・・・
たしかに、すごく簡単に追加できました。
現状スマホカメラとの連携だったので、スマホアプリを起動したら残念ながらカメラ連携は切れてしまったんですが、スイッチとかプレステをやる分には、スマホをカメラ替わりとして使用することは問題なさそうですね。
この状態でOBS上にキャラ配置できていて、しゃべりに対応して動いてくれますから、そのまま収録すればVTuberになれます。ライブ配信も可能ですね。
無料と有料の違いに驚き
とても簡単にVTuberになれて驚きましたし、しかもこれが無料で使えるのもすごいですね。
もちろん、有料プランっていうのもあります。
詳しくは公式サイトで確認いただければと思いますが、有料と無料に違いを簡単にいうと
「カメラの接続時間制限があるかないかの差」のみです。
なので、長時間収録や長時間のライブ配信などを行いたい場合は、有料登録が必要になりますけど、数十分収録する分には無料でまったく問題がない機能になっています。
カメラの接続時間制限は一度アプリを終了すれば解除されるので、ちょっとVTuberやってみたいという方はホントに無料でできてしまうので、驚きです。
自分専用キャラを使いたい
さて、私も使っていて面白かったので、少し欲がでてきて、「デフォルトモデル以外を使いたい」「というより、自分に似たイラストのモデルでやりたい」と思ったので、モデル追加方法を探っていたところ、これもチュートリアルに記載があって、「マーケットで買うか」、「自分で作るか」、という感じだそうです。
そこで、とりあえずマーケットを見に行ったんですが、たしかにいろんなモデルがあって、探せば自分好みのやつもありそうだとおもいましたが、1つ大きな問題があって
かなりお値段は高い
ということです。
数千円のものもありましたが、やはりいい感じのやつは数万円、高いものは数十万円までありましたね。作るのが難しい技術だとは思うので、値段の妥当性は私からはわからないですが、純粋に高いものが多いとは思いましたね。
本格的にVTuberビジネスを行うという話であれば、そういう投資はありなのかもしれませんね!
ということで、買うのはちょっと高かったので、では自分で作ってやろうと思ったんですが、これがまた難しいことがわかりました。
専用のツール「Live2D Cubism Editor」をnizimaの公式サイトからダウンロードすることはできて、このツール自体は有料なんですが、トライアル期間が42日間あるので、その間に作り切ることができれば一応無料で作成可能のようです。
さっそくツールをダウンロード→インストールして、作ってみようとはしたんですが、さすがに、無知識では解読不可能でした(笑)
初めてPhotoshopやaftereffectをさわった時の感覚ですね。
1日そこらではできるようになる代物ではないと直感しました。
ただ、これに関してもすごく丁寧なチュートリアルが用意してあるから驚きます。
しっかり読み込めば、独学でもできなくはないんだろうと思える丁寧でわかりやすい印象を受けました。
さいごに
ちょっとやってみたいとか、そういったレベルであればデフォルトキャラで十分楽しめるのではないかなと思いました。
その場合は、まったくの無料で導入できちゃうからすごいですね。
オリジナリティを出したい、稼いでいきたい、という方は、しっかりとキャラクター購入なり、作成を行ったうえで、ライブ配信を見越して、長時間配信できるように、有料契約するほうが良さそうですね。
デフォルトキャラ使って、人気が出てきたとしたらちょっともったいないですからね。他の配信者と被る可能性も大いにありますから、オリジナルのキャラをしっかり用意する方が本格的に配信するならやはり良いと思います。
実際に楽しいものではあったので公式サイトからダウンロードしてみてください。↓
無料で遊んでみたあとに、本格導入を検討したら良いと思います。